人事の超プロが明かす評価基準を読んだ & 近況あれこれ

こちらの記事で紹介されていた『人事の超プロが明かす評価基準』を読んだ。普段ならタイトルを見ただけで即買わないと決めるタイプの本なのだが、最近は食わず嫌いせずいろんなジャンルに手を出そうと考えているので買った。

人事の超プロが明かす評価基準 (単行本)

人事の超プロが明かす評価基準 (単行本)

  • 作者:西尾 太
  • 発売日: 2015/11/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

この本では、人事目線での社員の評価基準の根底にあるものは「影響力」と語っている。これには非常に納得がいった。

自分は先月ようやく社会に出たばかりの若輩だが、学校やアルバイト等で能力の割に不当に評価が低い人、逆に能力はそこまで高くないのに上司(学校なら先生)からの評価が高い人というのは見てきた。なぜ実力と評価の間にミスマッチが起きていたのか、今考えてみると、彼ら自身の「影響力の見せ方」が理由だったのだなあと。「伝えなきゃ、伝わらない」ことはここにもあった 。

エンジニアの場合で考えると、シニアエンジニアは高い技術力をもってして多くの人に影響を与えられるアウトプットが出せるからその地位であることを認められているのだと思う。ってこの辺りの話前の記事でも書いたな……

ai-gaminglife-black.hateblo.jp

フリーランスとしてやっていくのなら、技術力という鈍器で殴って影響力をアピールしていくのもいいのかもしれない。とはいえ社会は人間関係の連続であるから、今ゲーム会社の一新入社員という立場でいる以上、「俺はこんなに出来る奴ナンダー」って人に嫌悪感を抱かせるようなやり方はすべきじゃないと改めて感じた。まぁ当面はフリーランスになる……なんて考えていないし、そもそも鈍器といえるほどの技術力はもってない。人との関係の中で、より多くの巻き込んで上にいけるような影響力をもったエンジニアになっていきたい。

ただ……リモートワークだと自分の影響力を拡大していくのも難しいよな、と思っている。コロナ騒動の影響で弊社ももれなく「当面の間リモートワーク」となっているのだが、リモートで研修を一緒に受けた同期と、研修担当の上司以外の会社メンバーとどう関係を築けばいいのか悩んでいる。リアルで平日毎日顔を合わせていれば「なにか仕事くださいー」とか、「ここ教えて下さいー」などの飛び道具は使いやすいのに、内定式で一度顔を見ただけな上司に飛び道具を投げるのは、些か気が引ける。まぁまだ社会人生活、リモートワーク生活は始まったばかりなので今後この考えは変わりそう。

さて明日から仕事だー。